私たちのお世話になっている医学には根拠(エビデンス)というものが必要になります。
解剖学や病理学をお医者様と話をしようと思うとエビデンスがとても重要になります。
この治療法、施術法のエビデンスは?
これはそれを行う根拠の話なのですが、
「エビデンスあるの?」=科学的的根拠はあるの?
と聞こえてしまう。
これが私たち徒手療法家や代替療法家の限界、知識不足のところです。
以前、マッケンジー療法のセミナーを受けさせていただいたときにとても勉強になったことは
整形外科で行われている痛みに対しての治療法はエビデンスが無いものが多い。
ということ。
腰痛に電気を当てる→エビデンス無し
腰痛や首の痛みに牽引→エビデンス無し
腰痛にマッサージ→エビデンス無し
首や腰の痛みにコルセット→エビデンス無し
膝のヒアルロン酸注射→エビデンス無し
という風になっています。
ちなみに上記したマッケンジー療法・体操では、ちゃんとエビデンスを取られていて
痛みがあってもちゃんとした動かし方をすれば予後が良かった。
ヘルニアなどであったとしても体操をすることで予後が良かった。
これらの結果があります。
・今の世界基準は?
今の世界基準としては、
安静にはさせない。
出来る限りリハビリテーションは早く
固定も半固定、全周巻かない
なるべく荷重をかけられるようにする。
患者を保護するのではなく、なるべく早期に回復・自立できるように持っていくことが必要とされています。
日本の常識は世界の非常識とも言われているのは残念です。
・私が考えるエビデンスのある施術
できるかぎりの意味のある検査を行い改善と自立を目的とした施術ですね。
パフォーマンスの検査ではなく、原因の箇所や原因そのものを見極めるような検査。
体内・体外からの理屈のある施術ですね。
少しでもあなたのお力になれるように