少年野球での肘の故障を防ぐために肩肘検査の実施がされています。
・検査の内容
①エコー検査、触診検査
②各身体の部分の運動検査(体操のような物)
③徒手検査
②、③は根拠が少なく大半が痛みを伴う様なものなの気にしなくても良いです。
結果を紙に書かれて異常か正常かに丸がある。
異常と書かれた用紙を見せてもらいました。
あと書いてあることは外側か内側かなどが書かれていました。
・異常の内容とは?
異常と書かれた少年たちはみんな暗く沈んでいました。
しかし、内容を見てみてると単なる炎症症状がほとんどでした。
この場合、異常よりも「注意」と書いたほうがいいでしょう。
異常と書かれて投げ方に迷いが生じることもあります。
・投げ方が悪いから異常になる?
私なりに今回問題なかった子を観察してみました。
すると背負い投げのような投げ方の子は肘の負担が少ないのか正常と書かれていました。
背負い投げのような投げ方は本来は「してはいけない投げ方」と言われています。
もしかしたら肘に負担の少ない投げ方なのか?
でも、肘に負担が少なくても肩の負担はどうなのか?
一番は今「無症状」なときに見つけることが本当に大切なのか?
異常を見つけた後のケアが間違っていないか?
疑問が増えてしまいます。
もっとも大切なのは医師の診断ではありません。
監督・コーチの判断と日ごろのメンテナンスです。
少しでも子供の不安が減るようにしてあげたいですよね。
・本当に良い投げ方はあるのか?
ここで新たな疑問です。
本当に良い投げ方はあるのか?
肩肘検査後に整形外科が通院をしてもらって投げ方を指導する場合が多い。
説明を聞いた子供にやってもらうと全員が腕の使い方しか覚えてこない。
教えてもらっていない?
子供に腕の使い方を教えると逆に悪い投げ方になります。
距離が投げれない、力強く投げれないから痛くならない
=良くなったわけではないです。
自分の身体をうまく使って投げる練習が必要です。
本当に良い投げ方=自分の身体を最大限うまく使った投げ方。
今のところちゃんとした答えはありません。
NPBでもMLBでも結局、年々手術の数は増えています。
これが減らない限りは正しいことはありません。